tRNAの特異な形状は、ヌクレオチドの配列から決まってくるのですか?

 
質問の人
tRNA(転移RNA、transfer RNA)はとても妙な形をしていますが、ヌクレオチドの配列から形が決まってくるのでしょうか?
あの形でないとうまく機能しないのでしょうか?

tRNAの特異な形状として知られていますのは、二次構造としてのクローバーリーフ(クローバー葉)構造と三次構造としてのL字状構造です。このクローバーリーフ構造は、塩基対の形成によって生み出されます。したがって、二次構造は間違いなくヌクレオチドの配列(または、塩基配列)によって決められています。
そして、tRNAのL字状構造は、クローバーリーフ構造が形成された後に、リーフ構造を形成した部分などが互いに相互作用(結合)できる部分を求めるように三次構造が形成されているのです。そのため、L字状構造の形成も間違いなくヌクレオチドの配列(または、塩基配列)によって決められていることになります。

Wikipediaより引用