「対称性の自発的破れ」によるセントラルドグマの数理的説明とGADV仮説の矛盾性は?

質問の人

セントラルドグマを「対称性の自発的破れ」から数理的に説明したとの論文が出ましたが、これは最初に触媒活性のあるRNAから双方向に分離してセントラルドグマが作られたと解釈されているように思います。これとGADV仮説は矛盾しないものでしょうか?

ナゾロジー

全ての生物の細胞内では、遺伝情報を担う分子(DNA)と触媒機能を担う分子(RNA)に役割が分化している。これを生命の基本…

論文に目を通してはいないのですが、『数理的に説明した』という場合、前提条件の設定などによっては色々な結論を生み出し得るものです。したがって、その論文の結論とGADV仮説の予測する生命誕生への道筋は全く異なるのですが、RNA そのものが原始地球で生まれるのか、生まれたとしてもそのRNAがどのような遺伝暗号を用いてタンパク質の情報を書き込むことができたのかを具体的に説明していないと思いますし、説明できないと思いますのでGADV仮説の主張が打ち消されることもないと考えています。