第43回生命の起源および進化学会

第43回 生命の起源および進化学会が3月15日(木)~3月17日(土)の日程で、埼玉大学において開催されます。G&L共生研究所の池原健二博士が、3日目の午前に下記タイトルで発表します。

「生命はどのようにして生まれたか?GADV 仮説とRNAワールド仮説」

〇池原 健二(G&L共生研究所, 国際高等研究所)

「RNAワールド仮説」では、「初期の生命はRNAを基礎としており、後にDNAにとって替わられた」とする仮説である。それに対して、「プロテインワールド仮説」は、「タンパク質がまずはじめに存在し、その後タンパク質の有する情報がRNAおよびDNAに伝えられた」とする仮説である。池原健二博士は、「GADV仮説」すなわち、グリシン(G)、アラニン(A)、アスパラギン酸(D)、バリン(V)の4つのアミノ酸からなるタンパク質が酵素を形成し、それが生命の起源につながったという仮説を提唱しています。「RNA ワールド仮説」では、生命の起源を説明するのは難しいのに対して、「GADV仮説」は、遺伝暗号形成とも関連して、現在最も論理的に生命の起源を説明できる説だと思います。鍵をにぎるのは、遺伝暗号とアミノ酸を結ぶの形成だと思われます。

池原健二博士の発表の成果が期待されます。