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必須アミノ酸とGADV仮説は関係していますか?


はい。ある程度はGADV仮説と必須アミノ酸は関係しています。なぜなら、必須アミノ酸はそれを食事として取り入れなければ栄養失調に陥ってしまうほど栄養学的には重要なアミノ酸なのですが、そのような必須アミノ酸よりも重要度の高いアミノ酸については、我々人間は食べ物から取り入れるのに任せるのではなく自前で(体内で)合成しています。
言い換えれば、アミノ酸として生きる上では重要度の低いアミノ酸が必須アミノ酸となっているのです。

即ち、[GADV]-アミノ酸はタンパク質を構成するアミノ酸としては基本的、かつ非常に重要なアミノ酸です。だからこそ、バリン([V])を除くアミノ酸は非必須アミノ酸となっているのです。
それでは、問題はバリンがなぜ必須アミノ酸になっているのかについてですが、現在の代謝経路では、バリンは必須アミノ酸の一つであるイソロイシンと同じ経路で(同じ酵素を使って)合成されています。しかし、元々はバリンを独自の経路で作っていたと考えられるのですが、後になってイソロイシンの経路が完成するにしたがって、元々のバリン合成経路で使用する酵素の合成を省略するためイソロイシンの経路を借用し、それに伴って今ではバリンが必須アミノ酸となったと考えて説明できるのです。


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