サルが適当に打ったタイプがシェクスピアになるか?


Wikipedia 「生命の起源」の中に、GADV 仮説の問題の一つとして、「アミノ酸をランダムにつないでも精巧なタンパク質触媒とならない」ことの比喩として、「サルがタイプを適当に打ってもシェクスピアになることはない」と書かれている。もちろん、何の制限もない条件の下で「サルが適当にタイプを打ってもシェクスピアが書いた文章になる」ことは確率的に見てありえない。しかし、私の考える GC-NSF(a) 新規遺伝子生成仮説に基づけば、アミノ酸をランダムに並べること(サルが適当にタイプを打ったことに相当する)から始めても、現在の生物が使っている見事なタンパク質(精巧なタンパク質触媒)となる(シェクスピアの文章に相当する)過程を説明することができる。それは主に次の二つの条件、「(1)タンパク質の0次構造。(2)遺伝子の機能の存在」 があるからだ。 即ち、二重鎖遺伝子形成後であることが一つの条件であるが、GC 含量の高い遺伝子や二重鎖 (SNS)n 遺伝子、二重鎖 (GNC)n のアンチセンス配列(いずれの場合も、基本的にはタンパク質の0次構造の範囲内でランダムにアミノ酸をつなぐこと)を利用して、現存のタンパク質よりはいくらか柔らかい構造を持つ水溶性で球状のタンパク質を合成する。もし、その表面に弱いけれど生存にとって有利となる触媒活性が存在したら、後は、二重鎖遺伝子(意味的には、アンチセンス配列)上に突然変異を集積しながらより構造が固く、触媒活性の大きな、精巧なタンパク質触媒へと成熟させることができるからである(タンパク質の0次構造の項についても参照のこと)。このような過程を経て、多くの酵素(精巧なタンパク質触媒)が作られてきたと私は考えている。

アミノ酸をランダムにつなぐ →

無題

          → 精巧なタンパク質触媒


Leave a comment

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です